加藤恕彦（かとうひろひこ 1936年7月4日生）［フルート奏者］
東京都出身。慶応義塾大学文学部中退。11歳の時から林リリ子、吉田雅夫に学ぶ。1958年よりパリ音楽院でガストン・クリュネルに師事、管楽器奏者として日本人ではじめて同音楽院の卒業生となった。
1960年、ミュンヘン国際音楽コンクールで第3位となり、1961年にはモンテカルロ・オペラ管弦楽団の首席奏者となった。翌年パリのエコール・ノルマルでリサイタルを開き本格的な演奏活動を開始し、1963年には留学生仲間だった英国出身のオーボエ奏者マーガレット・キングと結婚した。
1963年8月16日、新婚の妻マーガレットと二人でモンブラン山中に登山に出かけたが、遭難し消息を断った。それから1年後の1964年9月、氷河研究所員によって遺体が発見され、シャモニーに埋葬された。
1963年8月16日死去(享年27)
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