2/5ページ目 〜古事記や日本書記において〜 日本における最高峰の神として知られているアマテラス(オオミカミ)。 その弟であるスサノヲ(ノミコト)の乱行に心を傷めたアマテラスは、天の岩戸に身を隠してしまいます。 世界は闇に覆われ、困り果てた神々は、女神を岩屋から出すために策を練ります。 まずニワトリを岩屋の前に集めて鳴かせました。 そして天の香具山から持ってきた榊の上の枝に勾玉、中の枝に鏡を、下の枝に白や青の布を下げました。 準備が整うと、アマノウズメ(ノミコト)が桶の上に立ち、体があらわになる程激しく踊りました。 女神アマノウズメのゆかいな踊りを見て、多くの神々が笑い出し、にぎやかになります。 アマテラスは外のにぎやかな様子を不思議に思い、天の岩戸をほんのすこ〜し開けてのぞいてみました。 そこへ一柱の神が鏡をアマテラスの前に出しました。 鏡に女神の顔が映りますが、自分の姿だと気が付かないアマテラスは、外にいる女神をよく見ようと、少し戸から出てきました。 その瞬間、突然タヂカラヲという力持ちの神が、女神の手を取り外へ引き出したのです。 そうしてすかさず背後に回った神が岩戸を封印しました。 この時の戸隠れの段でアマノウズメが神がかりとして舞ったという神話が神楽の起源とされているそうです。 『天の岩戸』という演目でもおなじみですね。 <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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