神楽アラカルト 
『神楽』より
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【神楽とはなにか】

大元神楽の行われるとも邑智郡一帯には、祖霊を祭る大元社という小祠が分布している。

これを祭った氏子たちは、三年、五年、七年といった間隔をおいて、式年の祭りを行う。祭りの流れは大体次の通りである。

大元社から神霊を別にしつらえた神殿(こうどの)へ迎える。神殿は規模の大きい神社の拝殿が選ばれる。大元神のご神体は藁で作った蛇体である。とぐろを巻いた神体は神殿の正面にすえられ神酒や山の幸、海の幸の御食を供える。

神職や神楽太夫によって剣舞、鈴合わせ、山勧請、綱抜き、天蓋引き、六所舞等の儀式舞や神事が次々と行われ、その合間に三十三演目中の能舞が数曲舞われる。

氏子たちも酒食をはじめ、祭気分が最高潮に達する頃に、氏子から選ばれた託太夫に神霊が乗り移り一時狂乱状態となる。これを神がかりという。

神がかりした託太夫はその年の農作物の豊凶、天災地変、疫病等について予言をするが、これを託宣(たくせん)という。

大元神迎えからこれまで一昼夜に及ぶ神事を総称して大元神楽というのである。

これでわかるように神楽というのは、奉納余興の一分野を言うのではなく、神人一体、神人和楽の場をつくる重要神事である。
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